ストーリーで学ぶ!いざという時にサッと出す三種の神器

モテを渇望する諸君は、普段どんな努力をしているだろうか。
服装に気を使う? 時計や靴などの小物をそろえる?
しかし、私に言わせれば、物理的なオシャレには、その人の生まれ持ったポテンシャル(身長、顔など)が関わってくるため、限界がある。

体でモテようとするのが間違っているのだ。

女の子に「どんな人が好み?」と聞くと、ほぼ間違いなく「優しくて……」という。そう、世の女子は、優しい人を求めているのだ。
どんなに顔が悪くても、精神的イケメンにはなれる。
どんなに背が低くても、無限の優しさを表現することはできる。

そこで今回は入門編として、いざという時に
サッと出すと優しさを演出できる三種の神器を、ストーリーに沿って紹介していく。

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あなたは仕事帰りに歩いている。季節は冬だ。鼻歌交じりに歩いていて公園に差し掛かり、ふと童心に返ってブランコに乗りたくなったので、公園内に入っていく。すると、公園の奥の方、街頭の光が届かないあたりから、何か聞こえるではないか。おそるおそる近づくと、女性の泣き声だ。ベンチに座って泣いている。あなたはそっと近づき、黙って隣に座る。女性はこちらに気付き、「何よ!」と叫ぶ。あなたは携帯していたハンカチを手渡し、こう言うのだ。「はい、これで涙拭きな」

1.ハンカチ

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ハンカチは絶対に持ち歩くべきである。もはや言うまでもない基本中の基本だと思うのだが、重要性にいまいちピンと来てない人のためにしっかり説明しておこうと思う。
例えば先ほどの状況で、もしハンカチを持っていなかったら、あふれる涙を一体どうするというのか。おもむろに靴下を脱ぎ、「はい、これで涙拭きな」と言って渡すのだろうか。くせーよ。
女性は泣いている時、涙を拭く道具そのものを欲しているわけではない。涙を拭くハンカチを渡してくれる優しさを求めているのだ。泣いてる女性には黙ってハンカチを渡す、これはもはや様式美だ。ハンカチがないときは、自分のふがいなさを呪いながら黙って立ち去ろう。

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しばらく座っていると、女性は泣きやむ。ハンカチを握りしめて下を向いているが、もう涙はこぼれてこない。
突然、彼女のおなかが鳴る。「泣いたらおなかすいちゃった」と、照れ笑いをする。あなたは「泣くとおなかすくよね」と同調しつつ、鞄の中からあるものを取りだす。
そう、ボーロだ。
「ボーロ、食べる?」
あなたからボーロを受けとり、笑みをこぼして口に運ぶ彼女。ボーロが口の中で溶けるにつれて、彼女の心も次第に溶けていく……

2.ボーロ

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さっきまで泣いていた女性に対して何を食べさせたら良いか、私は長年悩んでいた。
選択を間違えると、ハンカチで埋めた距離が一瞬にして再び広がるような事態になりかねない。
例えば、さっき鞄から出てきたものが、カルビだったらどうだろうか。

カルビ
カルビ

「カルビ、食べる?」

あなたからカルビを受けとり、笑みをこぼして口に運ぶ彼女。カルビが口の中で溶けるにつれて、彼女の心も次第に溶けていく……

どんだけ脂乗ったカルビだよ、という事になる。

甘い物は人の心をリラックスさせる作用を持つといわれている。やはりここは甘いものが良いだろう。また、ボーロは赤ちゃんでも食べられるほど優しい優しいお菓子である。チョコレートも甘くて良いのだが、優しさという面でボーロに劣る。また、プリンは甘さも優しさも申し分ないが、携帯する事を考えたり、スプーンも一緒に渡す段取りを考えたりすると、やはりボーロを凌ぐほどのポテンシャルはないだろうと考える。

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ぽつぽつと語りだす彼女。ベタと言えばベタだが、彼氏にフラれたらしい。
季節は冬だ。心も体も冷え切った彼女は震えている。あなたは立ち上がり、歩き出す。どこかへいてしまうのかと彼女は不安そうだが、あなたはすぐ戻ってくる。自販機でココアを買ってきたのだ。ポーンと投げ渡し、ぶっきらぼうにこう言う。

「手、冷たいでしょ。これ握っときな」

3.ココア

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体の冷えと心の冷えはリンクしている。
少々心が冷えていても、温かい部屋で鍋を食べていれば落ち着くし、逆に少々寒くても、恋人と一緒ならへっちゃらだ。
初対面の状況で相手の心を温めるのは大変難しいので、せめて体だけでも温めるために、ホットココアを渡そう。さっき食べたボーロで口の中がバサバサになっている事からも、ココアは良い選択だ。

要するに温かい物を渡せばいいので、缶コーヒーという選択もある気がするかもしれないが、私の経験から言って、コーヒーを飲めない女の子はけっこう多いので、避けた方が無難かもしれない。また、熱燗を渡すという手もあるが、それで喜ぶほどエッジの効いた女の子は、おそらくほっといても大丈夫だ。

いかがだっただろうか。ハンカチとボーロは、冬の間は必ず鞄に入れて持ち歩こう。そして、ココアを売っている自販機のマップは頭の中に叩き込んでおこう。必ずあなたをモテに導いてくれる時が来るに違いない。

[ライター/服部大輔]

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