はじめに
高校生や大学生になった時、入る部活で悩む男性が多いこの世の中。
受験前までやっていたバスケ部に入って熱い情熱を再燃させるのか、可愛い先輩が多いと噂の野球部に入って青春を謳歌するのか、全体的におとなしそうな茶道部に入って茶道界の革命児となるのか、はたまた女の子ばっかのフラワーアレンジメント部に入って何かに目覚めるのか、とにかく選択肢が多くて困ってしまう。
しかし私が声を大にして言いたいのは、学校生活はモテた方が楽しい! だからモテる部活に入れ! という事である。
例えば、自分がものすごくプラモデルが好きで、入った高校に偶然プラモデル研究会があったとしても、そこは鬼の心で入部を拒み、嫌々でも野球部に入って涙を呑んで甲子園を目指すべきなのだ。
そこで今回は、さまざまな部活に入っている私の大学の友人たちを集めて、「わが部活こそ大学内のモテ部なり」というタイトルで会議をしてもらった。来年度から大学生になる人や、転部して大学デビューしなおしたいという人たちはこれを読んで参考にしてほしい。
まずは彼らのプロフィールを紹介する。
・けい(ラグビー部)20年間彼女なし。童貞。めちゃめちゃ良い奴。
・まさ(サッカー部)ちょっと痛いやつ。一度振った女の子をクリスマスに呼び出して告白するという、プライドも何もない方法で彼女を捕まえた。めっちゃ金持ち。
・増田(弓道部)ばか。留年が決まっている。「あのな~、俺な~」が口癖。和歌山出身。
・梅ちゃん(バスケ部)モテる。三浪。テクニシャンだという噂のOGと付き合っている。
・小島(野球部)硬派だと思われていたが、5月くらいに後輩と付き合いだしたのでみんなずっこけた。

やっぱりモテるのはサッカー部?!
「各部活、彼女がいる割合を教えて下さい」
けい:うちは多いよ。同期7人中4人いる。
増田:弓道部は一人だけやなあ。僕も前はおってんけどな~。
まさ:サッカー部は俺らの学年は3人全員いるよ。
けい:すげー。
梅ちゃん:うちも全員っちゃ全員だけど、そもそもバスケ部2人しかおらへんからな…
小島:野球部は3人中2人だな。
増田:そもそもうちは一人以外はすでに留年したか、留年決まってるからなあ~。
まさ:すさまじいな(笑)
梅ちゃん:唯一の彼女持ちも小物臭すごいからな。
「それでは一番のモテ部はサッカー部ということで。予想通りといえば予想通りですね」
梅ちゃん:待てや。やっぱ可愛い子と付き合うのとブスと付き合うんでは、こう…ポイント違うやろ。
小島:それ言っちゃいかんだろ…
けい:可愛さを0~5で表して、掛け算しようぜ。
まさ:ブスと付き合うのは付き合ってない事になるの!?
けい:じゃあ1~5にしよか…
ここで、平均モテ指数という概念を導入。
・各人の彼女の可愛さを、1~5の5段階で評価する。
・部活ごとでその合計を出し、部員の人数で割る。
・この計算で出る数値を、平均モテ指数(単位はmp(モテポイント))とする。
というものだ。この計算式に基づいて各部活の平均モテ指数を計算すると、次のような結果となった。
ラグビー部…1.43mp
弓道部………0.50mp
サッカー部…2.33mp
バスケ部……3.50mp
野球部………1.33mp
一同「バスケ部ヤバい」
梅ちゃん:まあな。
けい:サッカー部はまさの彼女が足引っ張ってるだろ。
増田:ラグビー部が意外と低かったな~。
小島:これ見ると野球部も世間で言われてるほどモテるってわけじゃないな。
このような結果が出た理由として、まずバスケ部には可愛いマネージャーが多いこと、他の部活の女子部(女子バレーなど)との関わりが多いことなどが挙げられた。
実際、体育館の奥で活動をしている上にマネージャーのいない弓道部は、平均モテ指数が低いという結果が表れた。
「という事で、一番のモテ部はバスケ部に決定ですね」
梅ちゃん:ありがとうございます。

まとめ
いかがだっただろうか。今回の調査ではバスケ部が一番のモテ部だという結果が出たが、これはもちろん学校によっても違うだろうし、数週間単位でも変化していくものだろう。
実際、梅ちゃんはこの会議の3日後にフラれ、バスケ部の平均モテ指数は1.00まで下落した。
しかし、この平均モテ指数という概念は、その部活の現状を知るのに大変有用なのではないだろうか。
入る部活を決める時はぜひ平均モテ指数を考慮していただきたい。
[ライター/服部大輔]