心に響く言葉が胸を打つポエトリーリーディングの魅力

大規模フェスの出演アーティストが続々と発表され、音楽好きにはたまらない季節となってきました。

ロックにヒップホップ、EDMにレゲエなど、様々な音楽ジャンルがありますが、みなさんは「ポエトリーリーディング」というジャンルをご存知ですか?

詩の朗読とラップミュージックを組み合わせた音楽で、今じわじわと人気を集めている音楽ジャンルのひとつなんです。

今回は「ポエトリーリーディング」の魅力やオススメのアーティストをご紹介していきます。知らない人は要チェック!

 

「ポエトリーリーディング」とは?

そもそも「ポエトリーリーディング」は、詩人が自分の詩を読み上げたり、ラップミュージックにのせて読んだりする一種のアート形態です。

1950年代のアレン・ギンズバーグなどビートニクスと称される詩人たちの活躍によって一般にも知られるようになりました。日本でも国民的詩人の谷川俊太郎氏をはじめとする著名な詩人たちが生の演奏に合わせて詩の朗読を行っています。

 

文学的な要素が強い「ポエトリーリーディング」ですが、今回は音楽ジャンルのひとつとして注目していきます。

 

歌い手の心情が聴き手にも伝わる

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ラップミュージックに言葉をのせて歌う「ポエトリーリーディング」。

似た語尾や同じ言葉を繰り返してリズミカルに韻を踏んでいくヒップホップに似ていますが、「ポエトリーリーディング」では韻を踏むことよりも歌詞や主張といった言葉に焦点を当てて歌っていきます。

歌詞が聴きやすく、声のトーンやボリュームの抑揚、ジャスチャーを交えることで歌い手の心情が聴き手にも深く響いてくるというのが最大の魅力です。

 

編集部がオススメしたいポエトリーラッパー

 

■等身大のリアルを表現するラッパー「狐火」

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狐火(Butterfly Under Flaps.)

オフビートラップとポエトリーリーディングを駆使したスタイルで、2008年のアルバムデビューから、現在までに13作品のアルバムをリリースしてきた「狐火」。

2012年には、1000組以上のバンドがエントリーするなか、マイク1本で勝ち抜きSUMMER SONICに出演しています。

2013年には日本最大規模のヒップホップイベントB-BOY PARKに出演。普段は派遣社員として生活しており、その心情をリアルに表現した歌詞が心に突き刺さってきます。

 

「29才のリアル」

狐火は定期的に〇〇歳のリアルという曲をリリースしています。その中でも、29歳当時の気持ちをストレートに表現した曲が「29歳のリアル」。

社会人としての苦労や弱音、グチなど社会人なら一度は経験したことがあるであろう感情が綴られており、歌詞に共感できる人も多いはずです。

同年代でくじけそうになっている人や夢に向かって頑張っている人にこそ聴いてほしい一曲。

 

■きゃりーぱみゅぱみゅも絶賛する「不可思議/wond­­erboy」

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次に紹介する「不可思議/wond­­erboy」は、2009年に彗星のごとく現れた孤高のポエトリーラッパーです。

YouTube にアップした楽曲が話題を呼び、注目を集めるようになりました。谷川俊太郎氏とも共演をされており、本人の許諾のもと同氏の詩「生きる」をアレンジした楽曲も発表しています。

残念ながら2011年に不慮の事故によってこの世を去ってしまったのですが、2015年には彼にスポットを当てたドキュメンタリー映画が公開されるなど死後もなお多くのファンに愛され続けているアーティストです。

 

「Pellicule」

こちらは「不可思議/wond­­erboy」が注目を集めるきっかけとなった曲のひとつ。

海外へ旅立った友人のことを考えて書いた曲だそうで、移り変わる時間や未来への不安をセンチメンタルに綴ったリリックが聴けば聴くほど心に響いてきます。

彼のまっすぐな気持ちをぶつける言葉選びとパフォーマンスは、「きゃりーぱみゅぱみゅ」など人気アーティストからも多くの支持を集めています。

 

今回は、編集部がオススメする2人のポエトリーラッパーを紹介しました。取り上げた楽曲の以外にもまだまだ良い曲がたくさんあります。

食わず嫌いをせずに、まずは一度聴いてみてください。ポエトリーリーディングの魅力にきっとのめり込むはずです。

 

 

info


「狐火」

今後のライブ情報などは下記オフィシャルサイトをご確認ください。

オフィシャルサイト

http://www.butterflyunderflaps.com/

You Tube

https://www.youtube.com/user/kitunebi07

 

「不可思議/wonderboy」

特設サイトではドキュメンタリー映画の予告などが見れるので気になった人はチェックしてみてください。

オフィシャルサイト

http://www.lowhighwho.com/wonderboy/

特設サイト

http://www.lowhighwho.com/lb/